オープンキャンパス of 植物生産環境科学科

学科長メッセージ

植物生産環境科学科 学科長
鉄村 琢哉

候補A.jpg

 宮崎大学農学部植物生産環境科学科では、オープンキャンパスで学科紹介や模擬講義、研究内容の紹介を行う予定です。高校生のみなさん、是非、宮崎大学オープンキャンパスに足を運び、本学科の紹介や模擬講義を聞いてみてください。自分が大学でやりたい「何か」がきっと見つかります。
 植物生産環境科学科では、農・園芸作物を対象とした植物科学から農業経済学、農業工学まで幅広く学びます。随分いろいろなことを勉強するんだな・・・、と思うかもしれません。しかし、これには理由があります。それは、これから皆さんが立ち向かっていかなければならない食糧・環境問題は、さまざまな要因が複雑に絡み合って発生しているからです。例えば、国連食料農業機構(FAO)の報告によると、2050年の世界人口は90億人に達し、2009年比で食糧生産を約70%増加させる必要あるそうです。このような難しい問題を解決するためには、農作物の品種改良や農業技術の改良、あるいは病害虫の被害を減らす技術の構築、物流を変えることにより無駄を減らすなど、さまざまな知識・知恵を総動員しなければなりません。その他の農業・環境問題についても、同様のことが言えるでしょう。つまり、少し自画自賛(?)すると、植物生産環境科学科は、21世紀に人類が立ち向かわねばならない課題に対応する力を身に着けることができる学科だと言えます。宮崎県は我が国屈指の農業県ですので、まずは地域の課題を見つけて勉強・研究し、世界を目指すことができるでしょう。また、国際性を身に着けるために、海外の大学に行き農業を学べる「グローバルアグリ体験講座」も用意しています。当然、就職・進学の際にも身についたことが生きてきます。
 植物生産環境科学科の魅力を語り始めると話が尽きませんが、やはり「百聞は一見に如かず」です。まだ、志望校・志望学科を迷っている人も、是非、足を運んでください。帰るころにはきっと、植物生産環境科学科が第一志望になっているでしょう。オープンキャンパスで皆さんに会えるのを楽しみにしています。

内容

※8月8日(金)、9日(土)ともに同じ内容の予定です

学科紹介(10:30-10:50, 農学部L205教室)

 植物生産環境科学科・学科長の鉄村琢哉教授が学科の紹介を行います。

模擬講義 その1(10:50-12:00, 農学部L205教室)
「植物と植食者との終わりなき闘い ~鏡の国のアリス~」

講師:大野和朗准教授

IMG_7601-4.jpg

講師からのメッセージ:鏡の国のアリスって?なんだろうと思っていただけると、模擬講義は半分成功したようなものですが、その本当の理由は当日の講義で聴いてください。皆さんは日本の農業にどんなイメージを持っていますか。意外と知られていませんが、日本は農薬の使用量で世界トップの座を争うほど、農薬に大きく依存しています。なぜ、大量の農薬を頻繁に使用しなければならない農業なのか、残念ですね。しかし、ワクワクするとても良い話も紹介します。害虫を退治してくれる良い虫(天敵)を活用して、生態系の自然制御機能を農業に導入しようという取組みです。私達が地域農家と一緒に取り組んでいる環境に優しい農業技術の開発・研究は、全国でも注目されています。畑や果樹園がきれいな花で囲まれ、ビニールハウスの中が花の良い香りに満たされる光景を想像してください。実は、農業風景が大きく変わることで、天敵の働きがアップし、信じられないくらい農薬を減らした農業が可能になります。一部の地域では既に農家がその技術を使い始めています。日本の農業が生態系保全や生物多様性向上につながる、環境に優しく、そして何より農家に優しい産業に生まれ変わろうとする現場に皆さんも立ち会いませんか?

模擬講義 その2(13:00-13:50, 農学部L205教室)
「ペンペングサから分かったダーウィンの世界 ~植物科学研究の最先端~」

講師:稲葉丈人准教授

inaba1.jpg

講師からのメッセージ:進化論で有名なチャールズ・ダーウィンは実は植物科学研究にも大きな足跡を残しています。植物が光の方向に屈曲する「屈光性」という現象はダーウィンが発見したもので、彼はこの現象を説明するために「ある物質」の存在を予言しました。その物質が植物ホルモン「オーキシン」であり、100年の時を越えてオーキシンが働く仕組みや光屈性のメカニズムが明らかにされつつあります。そして、それを可能にしたのがペンペングサの仲間のモデル植物「シロイヌナズナ」です。本講義では、ダーウィンが頭の中で考えた世界がどのようにして実際に証明されていったのか、具体例を交えて講義します。大学での実際の講義を体感してもらいながら、みなさんを植物が持つ不思議な魅力の虜にできるよう頑張ります。

教員と在学生による研究内容紹介と展示(14:00-16:00, 農学部L109教室)


ココがオススメ!
・本学科が行っている「GAPプログラム(『国際的適正農業規範対応の食料管理専門職業人の養成』事業)」を紹介します。このプログラムは、食の安全を管理できる専門知識や技術を持った人材を養成することを目的としており、必要な科目を取得して試験に合格すれば「J-GAP指導員」の資格がもらえます。これは必見!

LinkIcon

・講義室前で農業用ロボットの実演をしています。また、教室内では実際に動いている「超小型小水力発電装置」の模型を展示します。「こんなロボットが農業現場に登場したら・・・・」と未来の農業を想像してみてください。

・2014年に設置されたばかりの最新の「植物工場」の見学ができます。希望者は当日、教員に申し出てくさい。

組織培養中の植物珍しい植物など、本学科で扱っているいろいろな植物を展示しています。さて、あなたは植物を見分けられるかな?

教員との個別懇談も行います。入試のこと、大学生活について、卒業後の進路など、気になることを何でも相談してください。

植物工場(LED照明と水耕による野菜栽培)ブドウの組織培養小水力発電装置果実用小型選果機(分光分析法による品質評価)昨年度のオープンキャンパスの様子1昨年度のオープンキャンパスの様子2

植物生産環境科学科の紹介(Youtube)