学科概要

  • 皆さんは獣医学という言葉を聞くとどのようにイメージされますか?おそらく多くの方々は、すぐに動物のお医者さんを連想すると思います。ところが実際は、獣医学はそれだけでなくもっと幅広い分野を含んでいます。動物と人との健康・福祉の向上のために、動物の病気の診断・予防・治療などはもとより、安心できる質のよい食料の提供、地球全体の野生動物をはじめ生物資源の保護、生命科学研究といった多彩な活動を含み、国の内外からは、社会や科学に貢献することが期待されている学問です。私たちは、畜産県である宮崎の特性を生かしながら、産業動物や伴侶動物に対する医療や福祉、人と動物に共通する病気の撲滅(鳥インフルエンザやBSEなど)、アカウミガメや野生馬などの調査や保護、アジアに目を向けた国際交流などの活動を通じて、専門科目ごとに設置されている11講座と附属家畜病院が、他学科と協力しながら、獣医学を実践しています。特に、平成17年度からは、「人獣共通感染症教育プログラム」を開設し、人と動物に共通する病気の撲滅に一層貢献したいと考えています。
  •  教育内容
  • 動物のからだの仕組み、動物の病気の状態とその原因との関係、診断・予防・治療法の原理とその実践、動物の生産性の向上、ヒトと動物との関係と共通の病気などについて教育を行います。また、卒業論文として、特定の課題について指導教員のもとで、必要な実験、演習、特殊技能の習得および実践、文献調査などを行い、その成果を論文としてまとめ、評価を受けます。
  •  育成人材
  • 像十分な倫理観を備え、優れた思考力や判断力に加えて自らの手で新分野を開拓する能力をもった獣医師を育て上げることを目標に、教員全員が心を砕いて教育に当たっています。

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アドミッションポリシー

  • 獣医学は動物の疾病の予防・診断・治療のための学問として発達してきましたが, 生活の多様化や高度化に伴い,研究分野は動物の保健の向上のみならず,公衆衛生, 医薬品開発,動物愛護,環境保全など,広範囲にわたる生命科学の重要な一翼を担っています。獣医学科は広範な分野で高度な専門性を発揮できる獣医師,さらに動物医学を基本とした幅広い応用能力を身につけ,高い実践能力を備えた人材の育成を目指しています。 したがって,本学科では次のような人を求めています。
  • 1. 獣医学を学ぶために必要な自然科学の基礎学力を有している人
    2. 観察力と洞察力にすぐれ、問題を自ら解決する意欲と行動力を持っている人
    3. 人と動物に対する福祉の精神を持っている人

 


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カリキュラムポリシー

  • 獣医学科では、ヒトと動物の健康ならびに福祉の向上に必要な高度な専門知識を修得し、それらを発揮できる能力や倫理観を養うとともに、総合的判断力と問題解決能力を通じて地域と国際社会に貢献できる獣医師を養成するため、以下の方針に基づいてカリキュラム(教育課程)を編成し、教育を実施します。
  • 【教育課程の編成】
    1.幅広く深い教養と基本的な学習能力の獲得のため、全ての学生が履修する共通教育カリキュラムとして、共通科目(大学入門セミナー、情報処理、外国語、保健・体育)、主題科目(環境と生命、倫理と文化、現代社会の課題、自然の仕組み)と教養発展科目を設置する。
    2. 農学を学ぶ上で基礎となる知識修得のため、学部共通科目を設置する。
    3. 専門的な方法論と知識を体系的に学ぶため、専門基盤科目、専門科目を段階的に設置する。
    4. 学士課程を通して英語能力を涵養するため、専門英語科目を設置する。
    5. 地域と国際社会に貢献できる人材を育成するために、フィールドにおける実践教育科目を設置する。
    6. 専門技術者としての倫理観を涵養できる科目を設置する。
    7. 獲得した知識や技能を統合し、課題を分析、解決する能力を育成するために、卒業論文等の科目を設置する。
    8.獣医師国家試験の受験資格を修得できるように、6年間を通じ以下の内容を含む授業科目を体系的に配置する。
    (1)動物の体のしくみや機能に関する知識や技能を修得するための科目
    (2)動物の病気のなりたちや感染症に関する知識や技能を修得するための科目
    (3)公衆衛生ならびに動物の衛生管理や福祉に関する知識と技能を修得するための科目
    (4)動物の繁殖や栄養学に関する知識と技能を修得するための科目
    (5)病気の診断・治療・予防法に関する知識と技能を修得するための科目 
  • 【実施の方針】
    1. 各授業科目について、シラバスで到達目標、授業計画、成績評価基準・方法を明確にし、周知する。
    2. 主体的に考える力を育成するために、アクティブラーニング(双方向型授業、グループワーク、発表など)を 授業の教育目的に応じて取り入れる。
    3. 成績評価基準・方法に基づき厳格な評価を行う。
    4. 授業の実施方法について、組織的に点検・改善を行う。

 

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デイプロマポリシー

  • 農学部では、宮崎大学学務規則に規定する修業年限以上在学し、各学科所定の単位数を修得し、以下の素養を身につけ、かつ、卒業論文審査に合格した学生に対して卒業を認定し、学士(農学・獣医学)の学位を与える。 ・専門技術者としての倫理観 ・分かりやすく表現できる記述力、プレゼンテーション能力およびコミュニケーション能力 ・各学科が目標とした専門技術者としての能力  獣医学科が目標とする、学士(獣医学)としての能力 ・ヒトと動物の健康と福祉の向上において高度な専門性を発揮できる能力 ・優れた思考や判断の下、倫理観を備え、動物医学を基本として幅広く応用・実践・開拓できる能力

 


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FAQ

 

Q:人獣共通感染症について教えてください。
A:当ホームページ講座紹介の中の、獣医公衆衛生学講座の“講座からのお知らせ”を参照してください。

 

Q:私は現在獣医学を志望している学生です。 ただ、獣医学志望ではありますが将来の進路については開業医や公務員を目指しているのではなく、できれば大学院に進み大学の教員や研究生、あるいは国公立研究所に勤めて研究を続けたいと思っています。ホームページや資料では大学卒業後、あるいは大学院卒業後、どれほどの学生がそういった職業に就くかはっきりとわからなかったので教えていただきたいと思ってこのメールを差し上げました。勝手なお願いだとは思いますが、お願いいたします。
A:本年3月の卒業生の進路は次のようでした。卒業生は全部で30人。そのうち一人が研究職、一人が大学院進学、残りは小動物、大動物および県職員(公務員)などとなっています。大学の教員については、全国的に呼びかけて公募するのが一般的になっています。その際、これまでの研究業績や博士号取得の有無などで評価され、選考されます。最近本学科に採用された教員の多くが学位(博士号)取得者です。国立研究所や各都道府県などの研究所では、大学院卒業後の特別採用、あるいは公務員試験に合格して採用という道があります。また、本学卒業生の中には、製薬企業で研究を行っている人もいます。

 

  • Q:獣医学科に行くと、獣医免許だいたい取れるのでしょうか?
    A:獣医学科の修業年限は6年です。その間に、解剖学、生理学をはじめとする基礎科目、家畜衛生学や公衆衛生学などの応用科目、外科学や内科学といった臨床科目を勉強し、必要なすべての単位を修得した人には獣医師国家試験の受験資格が得られます。国家試験は18科目の多岐に渡り、相当な勉強が必要となります。国家試験に合格すると農林水産省に申請後、獣医師免許が交付されます。本学科卒業生の昨年の国家試験合格率は94%です。合格率は大学によっても異なります。

     

    Q:大学を出た後どのような就職方法がありますか?詳しくお願いします。
    A:卒業生の就職先は、小動物の臨床(犬猫などのお医者さん)、産業動物の臨床(ウシ、ブタなどのお医者さん)、医薬品会社(営業職、研究職など)、飼料会社、公務員(公衆衛生など)、大学院進学、などなどです。多くの場合、獣医師免許を取得することを条件に、面接などの採用試験を受験し、採用の可否が決定されます。

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